初めてキャンプに行ったのは小学校の頃、子供会で行った近所の河川敷のキャンプ場だろうか・・・ いま思えばタープなんて・・・売ってはいたのだろうがそんな物はなかったと思う。 炎天下の中、昼間は川で遊び夜はみんなでカレーを作って食べ、三角テントにもぐりこんでおきまりの恐い話しをしたと思う。 大人になりそのキャンプ場に行ってみると、川は濁り草もぼうぼうで無責任に捨てられた空缶がキラキラと輝いていた。もちろんそんなところでキャンプする人影は無く、本当に昔ここでキャンプしたのかと・・・

オートキャンプデビューは結婚して数年たった1994年頃だったと思う。 我が家になぜかあったメーカの名前すらわからないロッジ形テント。
アウトドアブームとやらで本屋に行くとノウハウ本が氾濫していたちょうどそのころである。 重い重い本当に重いロッジ形テントを車に投げ込み出かけた。 雨が降るとよれよれで撥水なんてとっくになくなったテントに入り、狭いリビングスペースで雨粒を眺めていた。 そこでタープなる物を買おうと多くの本を読みあさった。 今でこそネットで検索すれば簡単に情報が収集できるが、そのころはパソコンなんて家に無くインターネットなんて会社ですらやってなかった。 そこで出会ったのがコールマンでも小川でもなくヤマコウ。現スノーピークのヘビータープリーフウイングである。 ハッキリ言って格段に高価で本当に後戻りの出来ない金額だった。 買うためには嫁さんはもちろん自分自信をも納得させる材料が必要なぐらい高価だった。 と言っても結局はあのデザインにひとめぼれしていたから遅かれ早かれ買う運命にはあったのだが・・・ 幸いなことに某ショップの閉店セールという追い風が吹き我が家にそのタープはやってきた。 その直後には車の中で必要以上に場所をとっていたロッジ型テントもスノーピークのドーム型テントSPドーム6に変わっていた。 キャンプ場でヘビータープリーフウイングとSPドーム6を張っているとみんなが見学にやってきたものである。 それ程キャンプ場で見かけることのないタープとテントだったこともあるが、ヘビータープリーフウイングは綺麗に張れた時のあの稜線はなんとも表現できない美しさがあった。

それから何年経っただろう、インターネットにはまりホームページを作ったことで友人はご近所にとどまらず全国へと広がっていった。 不思議だったのは同い年生まれ(1963年生まれ)のキャンパーが以外と多いことである。 お気づきの方もいらっしゃるとは思うが私が生まれた1963年(昭和38年)は遠く新潟県の青空の下でアウトドアブランド「スノーピーク」が産声を上げた年なのである。

さぁこれからはどんな人達に出会うことが出きるのかとっても楽しみです。
とってもシャイな私ですけどフィールドで見かけたら声をかけてくださいね。
* HOME