は〜ほ
浜辺祐一 こちら救命センター 集英社文庫
「ハイ救命センターの当直です」「24歳の女性なんですが、眠剤を多量に飲んで意識がないんです」「わかりました。すぐ搬送してください」消防署からの依頼である。救命救急センターの電話は、途切れることがない。死ぬか生きるか24時間態勢で取り組む救命救急センターの若き医師と、看護婦、そして患者が織りなす、心温まるドキュメンタリー。
浜辺祐一 救命センターからの手紙 集英社文庫
突発的な事故や病気で命の危険にさらされた人間を救うべく登場した救命救急センター。だが、収容された患者の死亡率が、3割を超えるという厳しい現実がある。医療の最前線であるために、人生の表も裏もきれうごとも本音も、鮮やかに浮かび上がらせる病院。24時間態勢の救急医療の現場で医者と患者が織りなす生と死のドラマ。
古館伊知郎 えみちゃんの自転車 集英社文庫
幼いころからしっかりしていた姉。いつも弟をかばってくれた姉。その姉に、突然ガンの魔の手が・・・・・。実姉の4年にわたる闘病生活に直面した著者が、それを見守る家族たちの祈りや苦悩を、幼い日の思い出を交えて語った感動の手記。人間の生と死に関わる様々な問題を見つめ、痛切な思いを込めたヒューマン・ドキュメント。